2018年03月17日

今日で38回目になった『ちょっと豆知識』

毎朝の朝礼でスタッフが順番で『ちょっと豆知識』を披露し始めて、今日で38回目になった。
今日の担当は私。


さて、我々人体の細胞の数は約60兆個で、一日に死ぬ細胞は3,000~4,000億個であり、ほぼ同数の細胞が誕生している。
その中で1日3,000~5,000個の細胞がミスコピーにより出来上がると言う。
世に言う『癌細胞』である。

正常な細胞は、ルールに従って並ぶことで、正常な組織(臓器)を形作るが、癌細胞は、ルールを無視して、その場で好き勝手に無限に増殖し、正常な組織の構造を破壊しながらどんどん膨れ上がる。
そんな癌細胞の大好物はブドウ糖であり、エネルギー源である。
 この特性を利用したのが、癌細胞を検出できるPET検査だ。PET検査では、10時間以上絶食した後に、放射性同位元素でラベルしたFDGというブドウ糖に似た物質を注射してから、その体内での分布を調べます。ブドウ糖が大好きながん細胞は、大喜びでFDGをどんどんとりこむので(正常な細胞の8倍のスピード)、強く光る細胞の塊として検出できるのだ。

大好物なブドウ糖が食事からは入ってこない場合、ブドウ糖を待ち焦がれ、あまり増殖せずにじっと耐えているそうだ。この時に上述のPET検査のFDGのように、ブドウ糖に似た構造の「ビタミンC」を投与すると、大喜びで大量に取りこみます。
ビタミンCは細胞内に入ると毒物である過酸化水素を産生するが、正常細胞にはこの過程を止めるカタラーゼという酵素が存在しているので、ビタミンCを摂取しても細胞は大丈夫だが、癌細胞にはカタラーゼが機能しないものが多くて、過酸化水素にやられて死んでしまうのだ。

そこで、今日はビタミンCについてのちょっと豆知識。

人間はアスコルビン酸(ビタミンC)を体内で合成できないため、必要量をすべて食事などによって外部から摂取する必要がある。
ビタミンCは水に溶けやすいビタミンであるため、2~3時間後には体に蓄積することなく、過剰な分は尿と一緒に排泄されてしまうので、ちびちびとビタミンCを摂取し続けなけらばならない。

一度に大量に摂っても、2~3時間後には過剰な分は尿と一緒に排泄されてしまうと思うと悲しい気持ちになるが仕方がない。

さて、栄養学の本でも、トライアスリート・トレーニングバイブルでも、ビタミンCだけはサプリで摂るべし!とある。
これは、その他のビタミンは食事から摂るべし!という事を意味する。

さて、最近のビタミンCサプリは進化しているので紹介したい。

まずは従来のビタミンCサプリ。

ビタミンC含有量:10粒で1,000mg 内容量:300粒(30日分) <商品の特徴> ラムネのように噛んで食べられるので、錠剤を飲み込むのが苦手な人におすすめです。目安摂取量が1日10粒なので、ちょこちょこ食べたいという人向きです。1日に数回に分けて少しずつ飲むというのが面倒な人には向いていません。ビタミンCを一度に多く摂取すると下痢をしてしまうという人には、少しずつ摂取できるので、飲む量のコントロールがしやすいです。

次は、約12時間かけてゆっくり溶け出す2段階タイムリリース方式サプリ

ビタミンC含有量:1粒で1,000mg 内容量:100粒(100日分)、250粒(250日分) <商品の特徴> 1粒にビタミンC1,000mgを含み、その半分は、急速に溶けて、残り半分は、約12時間かけてゆっくり溶け出す2段階タイムリリース方式で、ビタミンCの効果が発揮されやすくなっています。植物性のカプセルに充填されているので、酸味も気にせず、飲むことができます。1日1粒を目安に食事やお水とともに飲みましょう。

最後はリポソーム化ビタミンCサプリメント

ビタミンC含有量:1包で1,000mg 内容量:30包 <商品の特徴> 日本国内で製造されているリポソーム化ビタミンCサプリメントです。液状タイプで、「飲む点滴」と呼ばれ、高濃度ビタミンC点滴の補充サプリメントです。リン脂質から作られる球状のリポソーム内にビタミンCを包み、酸化や消化液の影響から守り、吸収をよくした製品です。ビタミンCは、大量に摂取するほど、体内への吸収率は低下することが知られていますが、このリポソーム化されたビタミンCは、ビタミンCの吸収の限界を超えて、高濃度吸収され、持続します。ただし、味は塩味がし、美味しいとはいえないです。空腹時の服用がより効果的です。水や柑橘系の飲み物、炭酸水、ヨーグルトなどと一緒に飲むこともできます。

私の愛用サプリは約12時間かけてゆっくり溶け出す2段階タイムリリース方式サプリである。
朝・昼・晩と1錠ずつ飲んでいる。




Posted by 丸山歯科 at 17:32

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今日で38回目になった『ちょっと豆知識』