2017年03月21日

第三火曜日13時は症例検討会

毎月第三火曜日13時から、有志による症例検討会を行っている。

今日の発表者は治療部リーダーで専門治療部衛生士の五十棲さん。

患者さんの主訴を聴き、診査・診断を行い、最善と思われる理想的治療計画を立案し、患者さんに説明する。
ここで「分かりました。これでお願いします。」と、すんなり行けば何の問題もないのだが、
「今、特に困っていないので、もう少し様子を見させて下さい。」
「今、仕事が忙しく、通院が難しいので・・・・・・・」
「今、・・・・・・・・・・・・」
患者さんの要望により治療計画を妥協的治療に変更することは少なくない。

あくまで、歯も歯茎も全て患者さんの所有物なので、所有者の承諾を得られなければ、手出しは出来ない。

臨床とは、そんなもんである。

上手に歯を削ったり、上手に歯を抜いたり、ぴったりの人工歯(補綴物)を装着する医療技術の研鑽は大事だが、患者さんを説得するのもまた医療技術である。
つまり、手と口の両方の高度な医療技術を要求されるのが臨床現場の仕事である。

なかなか奥の深いテーマを投げかけてくれた。

五十棲さん、お疲れ様でした。



Posted by 丸山歯科 at 17:11

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第三火曜日13時は症例検討会